2008/05/04

Life comes and goes...

整形病棟に配属されて1ヶ月が経ちました。

色々思うことはありますが、一番感心するのは
何だかんだ患者さんはみな良くなって転/退院していく、
ということです。

整形病棟は一般に明るいと言われるようですが、
その真因も人間の持つ回復力を見られるからかも知れません。

ベッド上で絶対安静になって苦しんでいた方も、
車椅子に乗り、歩行器に移り、杖に持ち替え、
最後は「お世話様でした」と帰っていきます。

体は年を取っていても、治る力って
全然残っているんですね。


さて、今日はそんな整形病棟にはほんと珍しく、
患者さんが亡くなられました。

ほんの数日まで自分で食事を取って、
かわいらしく「ありがとう」と言う姿が印象的でしたが、

この数日で急に元気が無くなっていました。


この1ヶ月、治る力ばかり信じていましたが、
やっぱり人間って死ぬんだ、
思っているよりも儚い場合もあるんだ、
というもう一つの現実に引き戻された気分でした。

いつ死んでも悔いの無い人生を、と
心が引き締まる一日でした。

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