2008/05/13

先生への挨拶回り

渡米を前にして高校と大学の先生に挨拶に行きました。

高校は久しぶりの訪問、というか、きちんと
正門をくぐったのは卒業以来かもしれません。

着いたときには、アルバムのための撮影か何かで
学生がひな壇に並んで、はしゃいでいるところ。

自分も昔、あのひな壇に並んでいたなぁ、
となんだか懐かしく、温かい気持ちにさせられます。

アポなしで行ったので、ちょうど授業前の慌しい時間に
あたったようです。

これから授業に向かう先生と、2-3分の会話。
このぐらいでも、背中を押してもらうには十分なんですね。

「なんならついでに生徒に話してよ」ということで、
初対面の高校生相手に緊張しながら、お話を。

まぁ要は頑張ってください、
みたいな内容を言ったはいいのですが、
今思えば、すっかり名乗り忘れていました。

何年社会人やったんだか。


大学の先生は進学先の卒業生でもあるので、
アメリカや大学での処世術、キャリアパスについて
本当にためになるお話をいただきました。

備忘録的にまとめておきます。
僕以外の人にも役に立つかも知れません。

 <衣食住>
 -安全を買いなさい
   -キャンパス内でも盗難はざら
   -ほんの些細なことで命を落としうる
   -Huntington Aveより南はやめなさい
    (※そのあたりにこの夏住むんですが…苦)
   -最初の1年間は高くとも安全なところに住みなさい
   -その間に、信頼できる地区、人、業者を
    見極めるといい
 -生活のセットアップに関しては、
  あらゆることが日本のようにいかない
   -「怒るな焦るな諦めるな」


 <学問、キャリア>
 -Research Designの勉強が将来強力な
  バックボーンになりうる
   -目新しいこともいいが、(君には)Traditionalな
    Research Skillが結局役に立つのではないか
 -多少なりともアカデミックな世界でやるなら
  どこかのタイミングで博士を取りなさい
   -できれば米国で
   -研究者養成機関という意味ではChicago,MIT
 -実務メインで、アカデミックを副とする
  キャリアも今後はどんどん広がるだろう
 -米国、特に東部に生活の軸を移すのであれば
  マイノリティとして生きることの覚悟が必要
   -メリットとデメリットをよく整理しておくように
   -とは言え、とりあえず10年くらいは
    頑張ってくるといい

ほんと、参考になります。

今日は本当にありがとうございました。


帰りがけに、大学時代に良く通った定食屋に。
在学中はほとんど話さなかった無口なマスターが、
意外にも顔を覚えてくれていました。

おまけに、プリンまでサービスしてくれて、
最後に「帰国の際はまた寄ってよ」と。

優しい人とは知っていたけど、
喋る人じゃないと思っていた分、
何だかうれしい誤算でした。

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