2009/05/30

1年目、終了。希望と、不安と。

無事、9ヶ月の課程を乗り切り、1年目が終了しました。
1年プログラムの学生は、もう卒業です。

「アメリカの卒業式はCommencement(始まり)といって
 日本よりもっと前向きだよ」なんて話も聞きます。

でも、やっぱり卒業は卒業で、
みんな希望と不安と、友達との別れの寂しさが
複雑に入り混じった感情を抱いているようです。

この経済下で卒業後の行き先が確保できていない学生も多く、
何の所属もなく、急に社会の荒波にポンと放り込まれる不安は
痛いほど分かります。留学生であれば、なおさら。

みな、それぞれの場所に散って、しばらくは孤独な戦いを
強いられることになるのでしょう。

かくいう自分も、知り合いが一人もいない中西部に昨日来て、
来週からはアメリカに来て初めての就業体験。
「楽しみにしてる?」と聞かれたら「I'm so excited」とか
応えてきましたが、本音は不安が五分です。

自分を守らんがために不安が生じているのは分かっていても、
なかなかバカにはなり切るのは難しく、、、
まだまだ修行が足りません。

まぁうつうつと考えていても仕方ないので
気分転換までに自転車を手に入れて街を探検してきます!

2009/05/15

オバマの人選が学生に与える影響

学校で身近な存在の先生が、政策立案における重職を担う。
このことが学生に与える影響は多大なものではないでしょうか。

先月のHoward Koh先生に引き続き、
Paul Farmer先生がオバマ政権のヘルスケアにおける
重要なポジションに抜擢されるようです。

二人とも学生にすごい人気のある先生ですし、
アカデミックと実務を見事にこなしつつ、
常に大局観と志を忘れないような方。

こういう人選がある限り、アメリカの高等教育は強い、
そんな気がします。

学生は希望を持ってアカデミック(特に、PhD)に進めるでしょうし、
進んだ先のキャリア展望も日本よりはるかに
見通しが良さそうな気がします。

2009/05/01

豚インフルで休校

隣のデンタルスクールで豚インフルの疑い例が1件発生したようで、
明日は休校になりました。
補講楽しみにしてたのに、、、というか補講出ないとついていけない。。

さて、そんなこんなで、学校から予防策が送られてきました。
パブリックヘルスの大学院なので、
ある程度エビデンスに基づいていると思われます。
というか、そうであって欲しい。
  • Practice good hygiene. Wash your hands often with soap and water. Alcohol-based hand cleaners are also effective.
  • Cover your nose and mouth when you cough. Use and dispose of tissues or cough/sneeze into the crook in your elbow.
  • Avoid touching your eyes, nose or mouth. Germs spread that way.
  • Avoid close contact with sick people.
  • Use complimentary alcohol wipes on all computer kiosks, keyboards and mouse. 
面白いのは、2番。
「セキやくしゃみはひじの曲がった所めがけてしなさい」って、初耳です。

おそらく、手で受け止めるより感染を広める可能性が少ないのでしょうね。
なるほど!!!です

やはりこういうガイドラインは、誰でも、いつでも、
何か特別なものがなくても実践できるべきであって、
そういう意味で「ひじ」に着目した点はすごいですね。
誰が考えたのかしら。

p.s.そう言えばデンタルスクールの学生達と同じ寮に住んでます、私。
  一昨日までは対岸の出来事だったのに、
  昨日にはボストン市内で発生、
  今日は同じ敷地内とは。まだ疑い例ですが、うむむ。