2008/05/29

ビニール傘の無くならない日

外出先で傘立てにビニール傘をいれるとき、
この傘はもう帰ってこないものと、
ほんの少しの覚悟を決めます。


今日は雨の中、2軒食べ歩き。


案の定、どちらのお店も
僕と全く同じビニール傘が
既に数本立てかけてあって。

店を出るだろう数時間後の、
やや暗いかもしれない未来に
落胆させられます。


でも、1軒目も、2軒目も、
僕の傘は僕が置いたところと全く同じ場所に、
そのままきちんと収まっていました。

置いてから何時間も経っていて、
その間に多くの人が似たような傘を持って
入れ替わったでしょうに。


そんな中、誰も間違えずに、
誰も盗まずにいてくれました。

それだけで何だか少し嬉しくなって、
まだ小雨の降っている夜の空に、
晴れ晴れとした気持ちでビニール傘をさしました。

0 件のコメント: