2008/02/14

sense and sensitivity

人はなぜか、自分や身内の人、身近な人に限って、
「そう急には死なないだろう」と思っていのかも知れません。

事件や事故、急病・急変はいつも対岸の火事であるかのようで。

ただ、確率的にそんなことが起き続けるわけは無く、
運命は平等に何らかのイベントを振りまいていきます。


あと何年かは元気に生きるだろうと思っていた祖父が
先日急に亡くなりました。

根拠の無い楽観的観測から再会を先延ばしし続けた
自分の愚かさが身にしみます。

日常の流れに身を任せてしまって、鈍りきってしまった本能には
“虫の知らせ”を感じ取る鋭敏さも残っていませんでした。


予定があるから、と、葬儀後すぐに帰京する計画を立てたのですが、
その考え自体が今まで自分の感覚を鈍らせて来たのではないかと気付きました。

出ねばならない(と思い込んでいただけ?の)セミナーはキャンセルして、
延泊をすることにしました。

たった1泊の延長ですが、詫びつつ少し寄り添うような気持ちで。
このちょっとした余裕が凝り固まった心を解きほぐしてくれますように。

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