2009/10/13

不況と、特定の産業に属すること

身の回りで不況の影響を感じるとしたら、卒業生の就職活動を見ていて、でしょうか。

6月に卒業して、まだ職が見つからないケースは稀ではありません。この前会った卒業生は、アメリカ生まれのMD/MPH(医師/公衆衛生学修士)でありながら仕事に就けていない状況でした(政策系の仕事、と絞っているのも一因かもしれませんが)。

アメリカ市民でない場合は、ビザの猶予期間内に職を見つける見込みが立たず、いよいよ本国への帰国を余儀なくされそう、というケースも聞きます。この不況下ではまずはアメリカ市民の雇用が優先されるので、外国から来た人たちには本当に厳しい状況です。

前述の医師が、「医療改革法案さえ通れば、雇用がバッと増えるんだけどね。。」としみじみ話しているのが頭に残っています。今までは特定業界の救済的な意味を含む法案もどこかしら対岸の火事でしたが、当事者になってみて頼みたくなる気持ちはよく分かりました。自動車業界の人たちも同じような気持ちなんだろうな、と。

私も卒後はもうしばらくこちらに、と考えているので、人生で二度目の"氷河期での就活"に突入です。

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