整形病棟に配属されて1ヶ月が経ちました。
色々思うことはありますが、一番感心するのは
何だかんだ患者さんはみな良くなって転/退院していく、
ということです。
整形病棟は一般に明るいと言われるようですが、
その真因も人間の持つ回復力を見られるからかも知れません。
ベッド上で絶対安静になって苦しんでいた方も、
車椅子に乗り、歩行器に移り、杖に持ち替え、
最後は「お世話様でした」と帰っていきます。
体は年を取っていても、治る力って
全然残っているんですね。
さて、今日はそんな整形病棟にはほんと珍しく、
患者さんが亡くなられました。
ほんの数日まで自分で食事を取って、
かわいらしく「ありがとう」と言う姿が印象的でしたが、
この数日で急に元気が無くなっていました。
この1ヶ月、治る力ばかり信じていましたが、
やっぱり人間って死ぬんだ、
思っているよりも儚い場合もあるんだ、
というもう一つの現実に引き戻された気分でした。
いつ死んでも悔いの無い人生を、と
心が引き締まる一日でした。
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