渡米を前にして高校と大学の先生に挨拶に行きました。
高校は久しぶりの訪問、というか、きちんと
正門をくぐったのは卒業以来かもしれません。
着いたときには、アルバムのための撮影か何かで
学生がひな壇に並んで、はしゃいでいるところ。
自分も昔、あのひな壇に並んでいたなぁ、
となんだか懐かしく、温かい気持ちにさせられます。
アポなしで行ったので、ちょうど授業前の慌しい時間に
あたったようです。
これから授業に向かう先生と、2-3分の会話。
このぐらいでも、背中を押してもらうには十分なんですね。
「なんならついでに生徒に話してよ」ということで、
初対面の高校生相手に緊張しながら、お話を。
まぁ要は頑張ってください、
みたいな内容を言ったはいいのですが、
今思えば、すっかり名乗り忘れていました。
何年社会人やったんだか。
大学の先生は進学先の卒業生でもあるので、
アメリカや大学での処世術、キャリアパスについて
本当にためになるお話をいただきました。
備忘録的にまとめておきます。
僕以外の人にも役に立つかも知れません。
<衣食住>
-安全を買いなさい
-キャンパス内でも盗難はざら
-ほんの些細なことで命を落としうる
-Huntington Aveより南はやめなさい
(※そのあたりにこの夏住むんですが…苦)
-最初の1年間は高くとも安全なところに住みなさい
-その間に、信頼できる地区、人、業者を
見極めるといい
-生活のセットアップに関しては、
あらゆることが日本のようにいかない
-「怒るな焦るな諦めるな」
<学問、キャリア>
-Research Designの勉強が将来強力な
バックボーンになりうる
-目新しいこともいいが、(君には)Traditionalな
Research Skillが結局役に立つのではないか
-多少なりともアカデミックな世界でやるなら
どこかのタイミングで博士を取りなさい
-できれば米国で
-研究者養成機関という意味ではChicago,MIT
-実務メインで、アカデミックを副とする
キャリアも今後はどんどん広がるだろう
-米国、特に東部に生活の軸を移すのであれば
マイノリティとして生きることの覚悟が必要
-メリットとデメリットをよく整理しておくように
-とは言え、とりあえず10年くらいは
頑張ってくるといい
ほんと、参考になります。
今日は本当にありがとうございました。
帰りがけに、大学時代に良く通った定食屋に。
在学中はほとんど話さなかった無口なマスターが、
意外にも顔を覚えてくれていました。
おまけに、プリンまでサービスしてくれて、
最後に「帰国の際はまた寄ってよ」と。
優しい人とは知っていたけど、
喋る人じゃないと思っていた分、
何だかうれしい誤算でした。
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